2017年2月17日金曜日

印旛を歩く(34) 寛文12年の十九夜塔 (印西市・平賀)

寛文12年(1672)に造立された十九夜塔が平賀・字花島の墓所にあります。
平賀宗像神社の北、不動堂集会所からさらに150mほど北に行った場所です。
所在地は印西市平賀3139番地です。

十九夜塔 1 「奉造立十九夜念佛供養」とあります


十九夜塔 2 六臂の如意輪観音像です


十九夜塔 3 「寛文12年(1672)10月吉日」 造立

白井市・平塚にある十九夜塔 (白井市指定 有形民俗文化財) は、寛文10年(1670)の造立であり、上の十九夜塔より2年早いだけです。
美しい六臂の如意輪観音像であることが共通しています。
六手の造形は 平塚の十九夜塔が本来の位置と形であるように思われます。

また、すぐ近くの不動堂集会所にある二体の菩薩像は、勢至菩薩と思われる立像(二十三夜塔)が延宝2年(1674)、二臂の如意輪観音菩薩像が延宝3年(1675)の造立ですので、上の十九夜塔と同時期につくられています。


地蔵堂があり、二体のお地蔵様が納められていました


石塔が整然と建ち並んでいます


反対側の石塔


➜  印旛を歩く(33) 不動堂集会所 (印西市・平賀)