2018年1月18日木曜日

千葉県北西部の鳥見神社(13) <印西市・小倉 お ぐら鳥見とり み 神社>

印西市内の鳥見神社の3回目。
今回は、「小倉鳥見神社」を取り上げます。

所在地は、印西市小倉〔字堀込〕956番地です。

北総線の千葉ニュータウン中央駅から2kmほど歩いた場所にあるのですが、スタート地点とはうって変わり 周囲には鄙びた風景が広がっています。
千葉ニュータウンが開発される前には、どこも こうした景色だったのでしょう。

さて、この鳥見神社は、なかなか難物です。
この神社自体が発信している情報が きわめて少ないのです。

小倉鳥見神社は道路沿いにあります。
まず最初に、境内から道路側を撮った写真を見てください。

境内からは2つの鳥居と、その間の小高くなった場所が見えます

いかがでしょうか?
こうした配置は、ほかで見たことがありません。

小高くなった場所に上って境内を見下ろしてみました。

境 内 向かって右半分 右の鳥居


境 内 向かって左半分 左の鳥居


小高くなった場所へと続く石段があります


石段の上には 小社が祀られていました


三段の幣束台の上に 幣束が供えられていました

幣束の後ろには お椀を伏せたような形の石が置かれています。
富士山のようにも見えます。
小高い所に祀られていることからも「浅間神社」ではないかと思いました。


本神社について、大正2年(1913)発行『千葉県印旛郡誌』所収の「永治村誌」のうち、「神社誌」に 以下のように書かれています(P.545)。

(7) 村社 鳥見神社

小倉村 字堀込にあり、饒速日命にぎはやひのみことを祭る。

社殿、間口 1間、奥行き 4尺5寸。
境内、300坪。
氏子、31戸。

境内3社あり。即ち、
  1 春日神社  天児屋根命あめのこやねのみことを祭る。由緒不詳。
        建物、縦 4尺5寸、横 3尺5寸。
  2 琴平太神社 須佐男命すさのおのみことを祭る。由緒不詳。
        建物、間口 3尺、奥行き 2尺。
  3 阿夫利神社 大山祇命おおやまつみのみことを祭る。由緒不詳。
        建物、間口 3尺、奥行き 2尺。

境内に鳥見神社遙拝所あり。
由緒不詳なれど、建物は 間口 3間、奥行き 2間なり。


まず、右の参道を進んでみました。

右側の鳥居と その参道


手水舎 (右側だけにあります)


右側の鳥居 明神鳥居です(神額はなし)


小社や石祠が建ち並んでいます


小さな狛犬 と 小社(詳細不明)


小 社 こちらも詳細不明


ほかの小社同様に、御幣が供えられているだけです


次に、左側の鳥居の周辺を見てみましょう。

参道の左手には、庚申塔や出羽三山塔が建ち並んでいます

『永治地区調査報告書 ―印西町石造物 第六集―』(印西町教育委員会 1989)の Pp.283~296によると、庚申塔は全部で15基あります。
そのうち14基は文字塔で、1基のみが刻像塔です。

庚申塔(刻像塔) 享保9年(1724)造立


出羽三山塔は 7基あります


左側の参道


左側の鳥居 こちらも明神鳥居です(神額はなし)


境内の左側


小 社 詳細不明