2017年7月14日金曜日

2017.07.14 身近な植物 (7月中旬 ➁) ハラン ・ キクイモモドキ

(1)


知人宅で見せていただいた植物です。

ヤブレガサ(破れ傘) キク科 ヤブレガサ属
名前の由来は、芽出しの頃の葉の様子から


ムサシアブミ(武蔵鐙) サトイモ科 テンナンショウ属


ササグモ(笹蜘蛛) ♀ ササグモ科 ササグモ属
ビヨウヤナギの花にいました


(2)


近所で見た植物です。

コニシキソウ(小錦草) トウダイグサ科 ニシキソウ属
同じトウダイグサ科(トウダイグサ属)のポインセチアと同様に杯状花序
葉の中心部にある赤紫色の斑紋が特徴 

放送大学の『ヨーロッパの歴史Ⅱ('15) - 植物からみるヨーロッパの歴史 ―』(全15回)という番組。
テキストも購入して、楽しく視聴してきましたが、今日が最終回でした。

番組中で、ジョージ・オーウェルと「ハラン」について取り上げていました。
テキストには、これについて全くふれられていませんでした。
担当講師の菅 靖子教授の研究仲間である 川端 康雄教授が書かれた以下の文献が参考になります。

➜  川端 康雄 「葉蘭をめぐる冒険」 日本女子大学英米文学研究(2006)

さて、「ハラン」とは何だろうと思い、調べてみたら、何と普段から目にしている植物のことでした。

左: ハラン(葉蘭) キジカクシ科 スズラン亜科 ハラン属
右奥: マンリョウ(万両)   サクラソウ科 ヤブコウジ属
右前: ヤブコウジ(藪柑子) サクラソウ科 ヤブコウジ属

ハランはスズラン亜科ですが、「葉蘭」も「鈴蘭」もランの仲間ではありません。
かつて、これらの植物が日本に渡ってきたときに、このような形の葉を持つ植物は、全て「蘭」に分類されたのだそうです。

蛇足ながら、上の写真に入っている3種の植物は、日陰に強い植物である点が共通しています。
(追 記 2017.07.17


(3)


近所で見た植物です。

ムラサキクンシラン(紫君子蘭)
ヒガンバナ科 アガパンサス属
別名 アガパンサス(Agapanthus
花は終わり、実を結んでいます


ボタンクサギ(牡丹臭木)
シソ科 クサギ属


キクイモモドキ(菊芋擬き)
キク科 キクイモモドキ属
葉は対生です

(追 記 2017.07.19