2016年7月5日火曜日

鎌ケ谷で見られる草本(11) ハンゲショウ



簡単な説明


● 和名 ハンゲショウ(半夏生、半化粧)

● 学名 Saururus chinensis
      Saururus(サウルルス) = sauros(トカゲ)+ oura(尾)〔ギリシア語〕
      花序をトカゲの尾に見立てて命名
      chinensis 中国の  

● 分類 コショウ目 ドクダミ科 ハンゲショウ属

● 双子葉植物

● 草本

● 花 総状花序(長さ 10~15cm) 花期: 7月

● 葉 互生 長さ 5~15cm 卵形

● 高さ 50~100cm

● 特徴など 地下茎で広がり、群生する
 

外部参考サイト


➜ Wikipedia ハンゲショウ



 

全体の姿


粟野コミセンの隣にある「粟野多目的広場」の南に、ハンゲショウの群落があります。
ここは、「粟野地区公園」の北の端に位置します。

ハンゲショウ(半夏生、半化粧) ドクダミ科 ハンゲショウ属

ハンゲショウは、「半夏生」または「半化粧」という漢字が充てられます。

ハンゲショウは、昨年に比べて ずいぶんと増えました

ハンゲショウの名前の由来は、諸説あるようです。

「半夏生」は、夏至から数えて11日目(半夏生とよばれる日)あたりに花が咲くことから名づけられたといいます。

また、「半化粧」は、花が咲く頃に 葉っぱが半ば白く色づく様子が化粧をしているように見えることから名づけられたといいます。



葉の形態


ハンゲショウの名前の由来ともされる 白い葉

ハンゲショウは、上部に付いている葉の脇から長さ10~15cmくらいの穂のような形をした「総状花序」を出します。

「花序」というのは、複数の花がまとまって花軸につくものを指します。
花軸に対する花の配列の仕方のことを「花序型」をいいますが、これを単に「花序」ともいいます。

ここでは、「花序」について以上のように書きましたが、各種の辞典や事典で調べたところでは、「花序」の定義については一定ではなく、様々な説明がされています。
 



花の形態


ハンゲショウの花

上の写真のように花がつき、個々の花に柄があるものを「総状花序」とよびます。

総状花序には、柄のある花が花茎の主軸(花軸)に均等につきます。
花軸の基部に近い花から順に咲いていきます。

たくさんついた白い小さな花には、花弁も萼片もありません。
雌しべは4つに分かれ、そのまわりには6本の雄しべがあります。