2014年6月2日月曜日

アゲハの幼虫

この冬の大雪で わが家のハナユ(花柚)の木は、多くの枝が折れてしまいました。それを補うかのように春になって、幹から直接多くの芽を吹き出しました。
そうして芽吹いた胸の高さほどの枝に アゲハ(ナミアゲハ)の幼虫がいました。
初めて気がついたのは5月28日の午後でした。


上の写真から2日後、5月30日の幼虫。
白い部分の色が違って見えます。


さらに2日経った6月1日の幼虫。
いつの間にか緑色の衣へと脱皮しています。



頭をなでると、怒ってオレンジ色の突起を伸ばします。





勝手口のコンクリートの上には、この木のさらに高いところから落ちてきた幼虫の黒い糞がいっぱい転がっています。
下からは見えない高いところに多くの幼虫がいるということです。


6月2日の早朝のようす。
最初見たときは三匹いた幼虫は、もう一匹しか見つかりませんでした。





昼前にまた様子を見にいったら、幼虫はどこにも見当たりませんでした。
鳥に食われてしまったのか。
それとも、木のさらに高いところへと退避したのか。
どちらかわかりません。
頭をなでて怒らせたために、移動してしまったのではないかと、私は思っています。
元気に大きくなって、無事に蛹となり、羽化してくれることを祈っています。
アゲハの幼虫さん、楽しませてくれて ありがとね


追 記 2014.06.14
アゲハの幼虫の糞も落ちてこなくなったなとカボスの木を見上げていたら、アゲハ蝶がひらひらと飛んできました。
ああ、ウチのアゲハもいつの間にか蛹になり、そして羽化していくんだと思いました。
アゲハが飛んでいたのは、新しい生命を産むためだったのだと思います。
他の木から飛んできたのかもしれません。

追 記 2014.06.23
それにしても、卵から孵化して成虫になるまでの短さには目を見張ります。
孵化から羽化まで2カ月半ぐらいでしょうか。
アゲハは春から秋にかけて3~4回世代を繰り返すといいます。
越冬は蛹の状態で行うようです。