2013年10月30日水曜日

鎌ケ谷の野馬土手(9) 囃子清水七面堂前の勢子土手跡

かつては、根郷川支谷に面した旧道野辺村・字北原(現在の富岡3丁目)から一本の勢子土手が始まり、コープ鎌ケ谷店の北東を抜け、囃子水まで続いていました。

この勢子土手の一部は、囃子清水七面堂前に残る土手以外に、道野辺中央1丁目と富岡2丁目の境にも残存しています。
それを先に見ておきましょう。

博士タイレストラン「Hakase Thai」の裏にある道を北に進み、突き当たったところを右に行くと土手が見えてきます。

閑静な住宅地の中に空き地があり その奥に土手が残っています


土手に近づいたところ 草の刈ってある場所も斜面になっています


 土手の上から見下ろしたところ かなりの高さがあります


追 記 冬場の様子 野馬土手の形状が分かります (2016.02.15 撮影)

この土手を お仲間の kiさんやTさんとともに〈発見〉したときは、とても驚きました。

では、本題である 囃子水の北に残る勢子土手の跡を訪ねてみましょう。
コープ鎌ケ谷店横の道をまっすぐに進み、薬の福太郎(旧サトームセン)の向こう側の道に突き当たったら左折します。
この道を行くとマンションが見えてきますので、さらに進みます。

大きなマンション2棟を過ぎたところに 野馬土手は現れます


上の写真と反対の方向から見た野馬土手


囃子清水七面堂 妙蓮寺が別当寺となっています


市教育委員会による神社についての説明板

勢子土手は神社の境内で終わります。
その先は、クレーターのように深い囃子水の湧水地となっています。

かつては境内から囃子水へと下りることができましたが、今は通行禁止


道路に面している囃子水公園への入口 鉄の門扉を開けて入ります


都市計画課による囃子水公園の説明板


囃子水公園 道野辺第一雨水貯留池にもなっています


囃子水の風景 野馬の水呑み場だった可能性が高いといわれています


春には藤棚のフジが 美しく花を咲かせます

囃子水の北に残る土手は勢子土手ですが、友人の kiさんの話では、かつて囃子水から南の方面にかけて築かれていた土手は野馬除土手であるとのことです。

 ➜ 鎌ケ谷の野馬土手(10) 鎌ケ谷一丁目ふれあいの森 野馬除土手跡