2013年4月24日水曜日

鎌ケ谷で見られる木本(3) ウワミズザクラ と イヌザクラ

2013年の春は桜の開花が早かったです。
市制記念公園のソメイヨシノも3月の終わりから4月はじめには満開でした。

市制記念公園のソメイヨシノ


例年より早く満開に 4月1日撮影

ソメイヨシノよりも開花が遅いヤマザクラも同じで、吉高の大桜は4月4日には満開でした。
これについては、以下にレポートしました。

 ➜  満開の吉高の大桜


粟野の森には、これらに加えて、ウワミズザクラとイヌザクラの2種があります。

2013.04.26 追 記
どちらもバラ科ウワミズザクラ属です。
ソメイヨシノとヤマザクラは、バラ科サクラ属です。
同じバラ科でも、属が違います。
この追記 終わり

まず、ウワミズザクラから。鎌ケ谷五中の近くで4月17日に撮影しました。

ウワミズザクラ 樹形


ブラシのようなウワミズザクラの花 花のついた枝には葉があります


ウワミズザクラの葉

次に、イヌザクラです。市道2130号線沿いで4月20日に撮影しました。

イヌザクラ 幹が白いのが特徴です


イヌザクラの葉

イヌザクラの開花は、ウワミズザクラとほぼ同時期だそうで、再び撮影にいった4月末には散っていました。

2013.05.04 追 記
イヌザクラの花の撮影は1年待とうと諦めていたら、近くの大町公園でまだ咲いていました。ラッキーです。

イヌザクラの花 花のついた枝には葉がありません


2013.04.26 追 記

いつも植物について教えていただいている 植物に詳しい方から、桜についていくつかのことを教わりました。

➀ ソメイヨシノは、接木によって増やされてきたものであり、国内ほとんどすべてのソメイヨシノは同じDNAをもつクローンである。
➁ ソメイヨシノは、自家受粉しないため、実がなっているものは他の品種との交雑によるものである。他のソメイヨシノの株からの花粉でも同じDNAをもっているので受粉しない。
➂ 同じDNAをもったソメイヨシノは、条件が整ったときに一斉に開花するため、花見前線の予測といったものが可能になる。
➃ ソメイヨシノやヤマザクラと、ウワミズザクラやイヌザクラでは、同じバラ科でも属が違っている。

ソメイヨシノのお話は面白かったです。
ありがとうございました。


2013.07.18 追 記

ウワミズザクラの花を見てから3カ月、昨日の散策会でYさんから その実がなっているいることを教えられました。
知らないことを教えていただけることは、本当に嬉しく有難いことです。

黄色いウワミズザクラの果実 (成田市・坂田ヶ池総合公園にて)


赤く色づいたウワミズザクラの果実 (栄町・房総のむら にて)